第24回勉強会「型紙の作り方」レポート

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9月25,26日、革問屋(有)ケイトラストさんで「革よろず市」と勉強会が同時開催されしました。
「革よろず市」では、協賛して頂いてるタンナー、メーカー、問屋さんから、デッドストックとなっている素材やサンプル素材、バッグや小物制作に必要な素材を破格のお値段で販売。学生さんやハンドクラフトをされている方など大勢の方々にご来場いただきました(^_^)v

 

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そして会場の別室では、第24回勉強会メーカーさんから教わる『型紙の作り方』が行われました。

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今回は、レディースからメンズバッグまで手掛ける㈲ジオミウラの三浦社長に型紙制作のプロのコツをお話し頂きました。
会場に入りきれないほどの参加者で、初心者からすでにオーダーを受けて職人として活動されている方、メーカーさんなどさまざまな方が参加、みなさん熱心に話を聞いていました。

三浦社長のお話は、「型紙のとり方にはコレというものは無く、大抵は教えていただいた師匠のやり方を踏襲していくため、何が正しいかはわからないけれど、一つのやり方として参考にしてもらえたら」という前置きから始まりました。

型紙は、INDEEDのロングセラーを続けるBORSAシリーズのショルダーバッグ。前ポケットのファスナーの取り付けや底角のふくらみ、ハンドルの盛り上げ、扇マチなど、小さいながら難しい”造り”が満載です。

 

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「型紙をどのパーツからとっていくか」
など基本的なことから
「型紙が悪いと、どんなに上手い職人さんでも仕上がりが良くない」
という当たり前ではありますが、たくさんの経験からでる深い言葉まで、貴重なお話しがメモが追い付かないほど次から次へと出ていました。さらに質疑応答も活発に行われ、1時半という時間はあっという間に過ぎ、終了後、参加者の方々が「とっても参考になりましたー」と晴れ晴れとした表情で部屋から出てこられたのが印象的で、型紙のとり方で人知れず悩んでいる方が多いということを実感しました。

 

ショルダーバッグの型紙の数は、内装生地や芯材も含めて何と!32枚。
どちらかというとシンプルなハンドルでさえ、2種類の芯材用と表と裏の革の抜型で4型必要です。

型紙

たいていの型紙は普通のボール紙で制作されます。型紙に書かれたたくさんの書き込みに、三浦社長の仕事に対する姿勢が表れていますね♪また、抜型はスウェーデン鋼と呼ばれる帯状の刃付きの金属をバーナーで熱しながら曲げ、溶接していきますが、その際に火の粉が飛んで出来る焦げや穴あきが、戦いがすんだ戦士のようで、ご苦労様といった感じです。

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図面や絵型を基にデザイナーのイメージした形を忠実に、2次元から3次元のものに仕上げる技術。
数多くの経験によって培った技術やコツで型紙をおこす作業は、教科書で習うことは出来ない、試行錯誤の上に身につく技術などだと改めで感じさせられた勉強会でした。

また次回の勉強会へのご参加もお待ちしております。

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