第27回勉強会「型紙の作り方~中級編~」レポート

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第27回勉強会
型紙の作り方 ~中級編~

第27回勉強会が、2015年11月28日(土)/12月5日(土)と11月29日(日)/12月6日(日)2週に渡り、2組に分かれて開催されました。今回は希望者が多かったため、急きょ2組での開催となりました。

今回の講師は金田日出秋さんです。革を用いて幅広いジャンルの物が製作できる稀な職人さんで、アンジュノアールではクロコダイルを使って数々の名品を作られました。最近では革のぬいぐるみ製作をライフワークにしています。
参加者はバッグ職人・作家・靴の職人を目指している方々など多岐にわたり、各会3、4名で行われました。

今回は曲線に特化した型紙の取り方を学び、球体のサンプルの製作をしていただきました。

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02先ず初めに球体の曲線の考え方の説明がありました。
左の写真の球体の曲線はどのように型紙を制作していけば良いのか?どのように採寸をするか?
金田先生曰く、この球体を三角錐の一部分と考 えれば円のラインが想像しやすいとのことです。

1、先ず初めにスケッチを描きます。正面図と上から見た図の原寸を書き、この球体をそれぞれのパーツに分けていきます。パーツはA・B・C・D・Eに分け、お互いの関係を考えながら採寸をしています。この図中で一番わかり易いところは底部分ですね。ここは平面であり、製図の寸法 と同じだからです。

2、次に<上からの図>から寸法を計って型紙を描いていきます。一番上のパーツAは半径を計って円を書きます。Bの短辺のサイズはAの円周と同じサイズになりますので、このサイズはAの図から出します。Bの幅のサイズは<正面図>を基にして採寸していきます。Bの長さは<上からの図>の円周から採寸します。Cのサイズも同じように採寸していきます。DはEの底の円を基準にして同じ方法で出していきます。03

まずは金田先生に型紙製作のお手本を見せていただきました。
初めにボール紙に採寸をしてAのパーツから書き始めます。製図から寸法をとりコンパスで書きます。Aパーツも実際は曲面になっているため後で若干の修正をします。(膨らみ分サイズを大きくします。)底は基本的に平面のため、製図と同じ寸法になります。

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『型紙の制作風景』

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『型紙の採寸が出来上がりました。』

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午後からは、参加者たちが実際に型紙製作に取りかかります。

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第27回勉強会の2組目は11月29日に行われました。

参加者はバッグの職人、靴づくりの学校に行っている人、趣味で小物の教室で学んでいる3名です。
初回と同じように金田さんが球体の曲線のとらえ方、採寸の取り方、縫製する上 でのいろいろを話しながら型紙を作っていきました。

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食事休憩の際は、金田さんの革製縫いぐるみの製作についてのいろいろな興味深いお話をお聞きしました。普通のバッグ作りでは聞けない内容が多々あり、参加者も大変勉強になったようです。

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『午後からは、参加者の型紙制作が始まりました。』

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『次に革の裁断です。』11

12素材はシュリンク加工をした牛革。カラーもブラック・ネイビー・ブラウン・ベージュの4色から選び、中にはコンビネーションにする人もいました。
靴作りの勉強している人がおり、若干包丁の持ち方が違っていて、ちょっとした発見!でした。

皆、裁断の夢中で予定時間を過ぎましたが、なんとか一日目が終了!お疲れ様でした。

 

 


第27回勉強会12月5日(日)、12月6日(日)球体の型紙製作2週目です。

前回は型紙の採寸から始まり型紙製作をして、革の裁断まで行いました。2週目は革漉きをしてパーツ貼り合わせ縫製をしていきます。そのあと革の最後を10cm幅くらい残し、その隙間を利用してひっくり返します。これがなかなか力と根気がいる作業でした。
最後に膨らみを出すのにマイクロビーズを入れるのですが、これがまたまた難しい!この作業は共同作業で行いました。そのあと手縫い(内縫い)の作業を経て完成♪ しかし、ほぼ皆さん初めて作業ということもあり、やり方に慣れるまで大変でした。

 

『今日進めていく内容の確認。』15

『コバ漉きをしたものを接着剤で貼り合わせていきます。』

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『少しずつ形になってきました。』17
『平ミシン縫製(左)』と『腕ミシンの縫製』

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仕上がった球体にマイクロビーズを入れる作業は皆の共同作業です。

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マイクロビーズを入れた後、最後に手縫い(内縫い)の仕上げです。
(最後にビーズが出ないように、綿を入れるのがポイント!)

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皆さん、若干の形は違えども完成品に満足♪ 2週に及ぶ勉強会お疲れ様でした!

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