2月18日(土)「オリジナルデザインのパスケース」ワークショップレポート

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2017年2月18日(土)人気の作家 高橋法子さんが講師を務める、ワークショップが開催されました。

「手縫いで作るオリジナルデザインのパスケース」

1今回はモノ作りがお好きな、女性4名と男性1名にご参加いただきました。

制作していただいたのは、オリジナルデザインが映えるシンプルなパスケース。
用意された革の中からお好みの組み合わせを選び、革パーツやポンチなどでオリジナルの装飾ほどこし、金型を使用して裁断、菱目打ちでの穴あけ、ハンドステッチで縫い上げるというワークショップです。

詳しい内容をご紹介しますね。

1革選び

2まず始めに革を選びます。用意された革のパーツはどれも個性があって魅力的♪ 
一口に革と言っても、種類も加工も実にさまざまなタイプがありますので、こんな風にたくさんの種類を見たり、触ったり、比べたり出来るのは新鮮で楽しい体験でわくわくしますよね~

2オリジナルデザインで装飾をする

3ベースの革を選んだら、デザイン部分を作ります。
たくさんのパーツを前に迷ってしまう方も、高橋さんに相談したり、他の方のデザインを見せてもらったり、パーツを並べたりしているうちに、アイデアがわいて来て、”世界でひとつだけ”のデザイがどんどん出来上がって行きました。

3ポケット口のコバ(革の縁)仕上げ

4装飾が出来たら、ポケット口だけに目止め剤(毛羽立ちを抑える薬品)の塗布と艶の出る塗料を塗ります。
使う道具は「タンポナータ」のミニチュア版。「タンポナータ」は、革の染色に使う、布を丸めて巾着にしたもので、テルテル坊主のような形をしています。
「タンポナータ」を使った革の染色については、下記のサイト、クロコ型押し革のアンティック仕上げの工程に掲載されていますのでそちらをご覧ください。 ⇒第30回勉強会『革について -仕上げ加工編- 』レポート

本体とポケットを貼り合わせる準備(銀面を荒らす)

5貼り合わせるパーツの両面にゴム糊を塗って貼り合わせるのですが、
ポケットを貼る面が銀面(つるつるした革の表面)なので、ゴム糊がしっかり乗るようにカッターで削って荒らします。

6荒らす位置を間違えないように印をつけて、高橋さんの手つきを真似して注意深く削ってみます。勢い余って違う場所を傷つけないように注意しましょう。

5本体とポケットを貼り合わせる

7本体両面の内側、ポケットを貼る部分、ポケットの裏に薄く均一にゴム糊を塗って貼り合わせ、
8ハンマーで叩いて圧着させます。

6金型を使って裁断する

9しっかり貼り合わせたら、金型を使ってパスケースの形を抜きます。
皆さん初めてなので、練習をしてから本番に臨みます。
大きな木槌で、ドキドキしながら、、、
大成功! とってもきれいなにパスケースの形が裁断できました!

7縫い目の穴を開ける

11革は手縫いで針を通すには堅いので、目打ちで縫い目の穴を開けてから縫います。
今回のパスケースは、ポケット口の位置と4つの角がきれいに仕上がるように穴をあけるのがポイントとの事。まず、ネジ捻という道具で縫う位置に線を引いたら、その4ッ角のポイントの場所に先に2本目打ちで穴を開けてから、全体に4本目打ちで穴を開けて行きます。
穴あけは、ここがきれいに出来ればきれいな仕上がりになるという重要かつ難しいポイント。
高橋さんが、置く位置や、目打ちの立て方、姿勢などの見本を見せてくだるので、皆さん菱目打ちをまっすぐ立てながらの真剣な作業風景となりました。

8手縫い

nui滑りを良くするためにロウが縫ってある糸で手縫いをします。
高橋さんが、きれいに並んだ針目になるよう縫い方の説明をしてくれた通りに、一針、一針、縫い目を見ながら集中して縫って行きます。

12縫い上げる長さはそんなに多くないように見えますが、実はこの作業はなかなか大変。
時間をかけて丁寧に仕上げていきます。

9ハトメを打つ

13手縫いが完成したら、チャームやストラップを取り付けられるハト目を打ちつけます。 ハト目の金具と、打ち具の説明を受けたら、穴をあけた位置に打ってみます。 皆さん、この頃にはまっすぐ打ち付ける作業にすっかり慣れて、とても上手に打ちつけられました。

10 パスケース縁部分の仕上げ

14パスケースの切り口をヤスリでこすって滑らかにし、先ほどのポケット口と同じように、ミニタンポナータで目止め剤(毛羽立ちを抑える薬品)の塗布と艶の出る塗料を塗って仕上げます。 繰り返して2、3回塗れば、さらに美しい仕上がりに♪

15最後に楽しいチャームを作って取り付けたら、世界にひとつだけのオリジナルデザインのパスケースが完成です!

16アップでもご覧ください!
どの作品も作った方の雰囲気そのもの、とても個性的ですね~
こんなに楽しくてウィットに富んでいても、ご覧いただいた通り作りはしっかり。
作っていただいて、小さなパスケース1つにも、実にたくさんの下ごしらえがしてある事がおわかりいただけたと思います。
ひとつ、ひとつの工程に手をかけたからこそ、素敵な作品に仕上がったのですね。
世界で1つだけのオリジナルデザインのパスケースをお供に、たくさんの思い出を作って下さいね♪

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