11/8 第8回勉強会報告『切り目磨き、手縫いでオリジナル名刺入れを作ってみよう』

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2014年11月8日に、第8回勉強会『切り目磨き、手縫いでオリジナル名刺入れを作ってみよう』が行われました。参加者は5名、講師は革職人の佐藤さんです。

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今回は、写真のような展開図の一枚革の要所要所を縫い合わせ、2ポケットの名刺入れを作ります。
名刺だけでなく、ホックをつければ小銭入れにも転用できるデザインのものが用意されました。

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まずは革を選び、ホックを付けるかを決めます。ほとんどの方が付けたい!と希望されました。
ごくシンプルな小物でも金具の有り無しで手順が変わってきます。今回のデザインでホックを付ける場合は一番最初につける必要があります。
ホックは、金具に薄い革を巻いたくるみホックが用意されましたが、希望があれば自分で金具をくるむ工程も体験が可能でした。
菊寄せと呼ばれる技法で、薄い革を上手く円形にヒダを寄せて整形する技法ですが、これがなかなか難しく、職人の熟練の仕事に驚く参加者の声が聞かれました。

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その後、縫い合わせる前に磨くところ、縫い合わせてから磨くところの、それぞれやり方と理由の説明がありました。
やすりで丁寧に角を落とし、その後丁寧にヘラや布で磨きます。

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手縫いの工程に入る時には、講師の佐藤さんが実際のサンプルを見せながら縫い方の説明を行います。
手縫い製品では、縫い目を真っ直ぐ美しいものにするため、アタリ(=革につける目印)やガイド線を引くのが普通です。
そのための道具や方法、さらに縫い終わりの糸の止め方なども実は様々に種類があります。
作るものや材料の特性によって変わるものですがそれらの解説なども行われました。
こういった細かい技法の解説も、ただ聞くのでなく自分で手を動かしながらであればより実感できるものです。ワークショップ形式の利点ですね。

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今回、用意された革は、栃木レザーのフルタンニン鞣しなどの、切り目磨きが非常に映えるグレードのものでした。
ごくシンプルな手縫いの名刺入れですが、まさに磨けば磨くほど切り目に美しい艶が生まれていく様子には、参加者の方は皆夢中になっていたようです。

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