2017年10月28日(土)革のワークショップ
“ミシンで作る贅沢な革のがま口ポーチ”レポート

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2017年10月28日(土)幅広いジャンルの作家として活動する 高橋法子さんが講師を務める、革小物ワークショップが開催されました。

午前の部では、色合わせが楽しい「バイカラーのレザーブックカバー」
午後からは、タッセルがポイントの「ミシンで作る贅沢な革のがま口ポーチを制作していただきました。

今回の革のがま口ポーチは、午前に引き続きミシンを使っての制作でした。
本縫いの前にしっかりミシンレッスンの時間もあり、丁寧でわかりやすいご指導のおかげで、皆さん楽しんで制作。参加者は女性2名、それぞれのお好みの色合わせで素敵ながま口ポーチが出来上がりました!

それでは、そのワークショップの様子を、11工程にわけてレポートしていきますね。

1:準備

まず、事前にセレクトしていただいた革と内生地の組み合わせで、高橋先生に美しく準備していただいた「がま口キット」を受け取って内容確認から。

1 口金
2 本体の革
3 裏地
4 紙紐 長いもの2本 短いもの4本
5 タッセル用の革
6 丸カン

今回、表情の違う大人っぽい革をそれぞれ選ばれたお二人、仕上がりがとても楽しみです。

2:印付け

まず、袋状に縫製した革と裏地をはり合わせる口元から5mmの位置にボールペンで線を引いておきます。平らな状態のうちに印つけをしておくと作業が楽です。

3:縫製

次はミシンでの縫製です。
今回は革用に工業用ミシンと懐かしい足踏みミシン、内生地用に家庭用ミシンをご用意。

それぞれ試し縫いして頂いた結果、スピードをコントロールしやすい足踏みミシンで革パーツを縫製することになりました。裏地は家庭用ミシンです。
革、裏地をそれぞれ中表にし、脇と底を縫い合わせていきます。お二人ともミシンには慣れていらっしゃる様で、すぐに感覚を掴み集中して縫製♪

4:縫い代の処理

革の縫い目をきれいに仕上げるため、縫い代にゴムのりをつけ、ぴったりと割って貼り付けます。


縫い代をきれいに開くため、縫い目を目打ちで抑えながら作業するのがポイント。革は縫い代全体を、内生地は後の作業がしやすいよう、縫い始めと終わりの両端だけを貼り付けておきます。

貼り付けた後は、丁寧にローラーをかけしっかりと圧着します。
お二人とも「ローラー楽しい♪」の声。

5:底マチを縫う

底マチを縫う為、マチ部分を潰してクリップ留めします。

革の底マチ縫製でのポイントは、始めと終わりはマチ幅の少し内側に針を落とすこと。(今回はわかりやすいようにボールペンで印をつけました。)
革は端まで縫ってしまうと切れやすくなってしまうので、ちょっとしたことですが細部に気を使うのも美しいものづくりのポイントです。

これで今回のミシン作業は終わり!
皆さん ひとまずホッとされてたご様子でした。

6:表と内袋を合わせる

革と裏地の口前(口元)幅1cmくらいにゴムのりを塗り、乾かします。

革の本体を表にひっくり返します。
この時、革にシワや折り目がつかないよう、なるべく袋の大きな面を触らずに丁寧にひっくり返すのがポイント。「触っていいのはマチのみ!!」と先生の素晴らしい実演を参考に皆さんもトライ。

綺麗に返し、表が見えた瞬間「わっ!素敵!!」の声。
皆さんの表情がパッと明るくなりました♪

次に、最初に革につけた口元から5ミリの線に合わせて裏地を貼っていきます。脇、中央の印をぴったり合わせ、それから全体を貼っていくという順番で行うのがポイントです。

表と内袋を貼り合わせたら、革の口前(口元)を折り返すためにぐるっと一周白ボンドを塗り、半渇きにします。
ほどよく乾いたら、革を折って貼り、
次はいよいよこ本日のメインイベント!口金をはめる工程です!

7:口金に接着剤を入れる

はじめに口金の中央がわかるように印をつけます。口金の内側にマスキングテープを貼り、中心位置をペンでマーキング。内側だけにテープを貼るのは、口金を開くと、外側と内側がわからなくなってしまうので、それを見分ける為でした。細かなところに工夫がありますね!

次に口金の溝に接着剤を入れていきます。
なるべく口金の内側(裏になる方)と天につけるような気持ちで接着剤を薄く塗るのがコツ。これは表側にたくさんつけてしまうと、本体を入れたときに接着剤が表にはみ出す可能性があるため。と説明があり、皆さん納得のご様子でした。

8:口金に本体をはめる

接着剤が塗れたら、本体を差し込みます。
(実は、口金入れの感覚をつかむ為、接着剤をつけないではめ込む練習をしました。)
慣れるまではなかなか難しい作業です。練習した様に少しずつじっくりと、シワが寄らない様に、、、。
皆さん苦心しながらも集中してじっくり取り組んで頂きました。

9:紙紐入れ

10:口金の内側の端の角をペンチで軽くつぶす

接着剤と紙紐をきちんと入れていれば、ぬける心配はほとんどないそうですが、口金の角を軽くつぶして締めておくと安心です。口金を傷つけないように当て革をして、内側だけ軽くペンチでつぶします。

11:タッセル作り

仕上げはポイントのタッセル作り。
フリンジの幅はお好みで良いので、均一なスリットを入れていきます。方眼定規を使って平行に動かしていくとまっすぐに切りやすくて便利です。
革が切れたら、根元に接着剤をつけてきっちり巻き、乾かします。
そして、タッセルを口金のカンにとりつけたら完成です♪

皆さんの完成作品を並べてみました。先生の作品も合わせて記念撮影!
大人っぽく高級感あふれた作品に仕上がりましたね。
カーフあり、型押しあり、エナメルあり、使う革で全く違う表情に仕上がり、どちらも本当にステキです!このがま口はマチのたたみ方でシルエットが変わるのも楽しいところ。質感も表情もさまざまで、がま口の作り方だけでなく、革の特徴についても感じて頂けた楽しいワークショップになったのではないでしょうか。

ミニ財布や携帯やICカードなどなど、、、必要最低限のものが色々入ってしまうので、ポーチとしてだけでなくミニクラッチの様にちょっとしたお出かけにぴったり♪と喜んで頂けました。

さて、高橋さんのワークショップ 次回は未定ですが、開催が決まりましたらまた改めてお知らせいたしますのでお楽しみに~(^^)/
革でものづくりを楽しみたい方、そして革のミシンにご興味のある方もぜひご参加ください!

Bagyardでは、これからも革の物づくりを楽しんで勉強していただけるワークショップ、勉強会を企画していきたいと考えています。気になる方は、HPのメルマガ登録やfacebookにいいねを押していただき、早めに情報をキャッチしてくださいね。

【高橋法子 プロフィール】 https://www.iichi.com/people/noriko_takahashi
【高橋法子 Blog】http://potmum.com/blog/

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