2017年5月25・26日開催 第96回東京レザーフェア レポート

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top皮革製品素材である革、及び関連副資材の可能性や魅力を発信する日本最大のトレードショーとして、年2回行われている 東京レザーフェア(TLF)
第96回 2018年年S/Sコレクション
 
5月25・26日の2日間に渡り、浅草の都立産業貿易センター台東館にて開催されました。

 

バッグヤードに協賛していただいている(株)山陽さん、トップラン(株)さん、(株)イデアルさん 3社と、糸、テープを製造販売されている(株)葛西さん、革製品、布製品のケアやメンテナンスのユニタス・ファーイースト(株)さん 2社に一押し商品や主力商品をレポートします。

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 創業100年以上を誇る、老舗タンナーさん

(株)山陽

 

 

 

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入り口スペースの展示は「SANYO SHRINK」、国際的な革の展示会APLFにおいて、日本で唯一「Best of APLF Awards 2017」を受賞したレザーの紹介でした。

sanyosyurinku1イレギュラーなシボが出るよう加工され、どっしりワイルドな味わいと、うっとりする手触り、深い艶感を持つこの「SANYO SHRINK」は、伝統的で高度な技術を用い、現代的で新鮮な感覚の革を作り上げたという「ものづくり」への挑戦が高く評価されての受賞だったそうです。これはもう一見の価値あり!

sanyokinukawa他にも、均一なシボが出るよう加工されたしなやかなシュリンクや、「絹革」というネーミングの、絹のようになめらかなカーフなど、職人技の結晶とも言える革の数々が展示されていました。

sanyo1_edited-1壁面には、ヌメ革加工の手法 100バリエーションの展示。

sanyo100ba100種類の革を、目で見て、手触りを確かめられるこの特大カタログ、これだけ並ぶと圧巻ですね。sanyo100bacaこの「100BASIC」は、サンプル帳も完成し、Webサイトから購入することが可能になったそうです。そのうえ、サイトページには革の拡大写真も用意されており、リアルな質感を見ながら、1枚から購入することも、加工の相談も出来るようになっています。
山陽さんのヌメ革がこんなに身近になるなんて!物作りの世界が広がりますよね。

上質な革と卓越した技術が融合して磨き上げられた山陽さんの革の美しさ、Webサイトからもご覧になってみてください。

㈱山陽
http://sanyotan.co.jp/

toprun1創業80年以上を誇るバッグ素材全般(生地、ナイロン、合皮、革など)を扱う総合メーカーさん

トップラン(株)

 

 
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今回の一押し商品は「OJO(オージョ)ジャガード」。日本オリジナルの和紙糸OJOとナイロンの交織ジャガード生地で、特徴はとにかく軽い事。大きなサイズのバッグでも空気のように軽く、しかも強靭な繊維ですから、女性には特にうれしい素材です。さらっとした質感とつるつるした張りのある風合いも素敵でした。
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続いて、出来上がったばかりの素材「カルカッタ」 綿のように見えますが、中空率が45%という、マカロニ形状のナイロン糸を使用していて、こちらも驚きの軽さ。 ピリング加工と撥水加工も施され、軽くて、強くて、色落ちしない、理想のバッグ素材に仕上がっています。

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ナイロン素材の一押しは、「レボーグ」 ナイロンとコットンの交織素材にオイル加工をプラスした、一味違う素材です。布でありながら、使い込むほどにエイジングを重ね、自分だけの素材に育てていけるという逸品。革との相性も良さそうですね。print 面白い素材としては、エンボス加工に見える発泡プリント。左側と同じ型でプリントしたそうですが、ぷっくり可愛い質感ですよね。小ロットで作れるのがポイントだそうです。haku 女性の大好きなキラキラはまだまだ人気継続中ですので、箔プリントもおすすめ。ラグジュアリーとカジュアルがミックスした素敵な素材ですね。イタリアの箔をプリントしているそうですが、スタッフの方が2年半使っていても、しっかりきれいさを保っているそうですよ。
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こちらは光る革の素材「メタラックス」 箔転写ではなく、ヌメ革をベースにイタリアの顔料を使って、日本の職人が丁寧に仕上げています。右側はメタラックスの型押しですが、断然深みが違いました。

こちらの展示ではトレンドと技術の最先端が盛りだくさん、今回も新しい刺激をたくさんいただきました。

トップラン㈱
http://www.toprun.co.jp/

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バングラディシュ専門のレザーを扱う輸入卸商社さん

㈱イデアル

ide1今回の新商品がお出迎え。
ideaizomeまずは、藍染レザー 革はバングラディシュ産、染色は日本です。
藍は日本の色、なぜか懐かしく、自然と共存しているような優しい気持ちになりますよね。藍四十八色と言われるように、藍は染める回数によって様々な濃さの色を染めることが出来ますが、イデアルさんでも色合いのリクエストに応していただけるとの事。現在サンプル分の受付中
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続いて偏光レザー 光や角度によって色が変わるように染められています。変化を楽しめる、遊び心たっぷりの素材ですね。この質感、高級車のボディカラーのようでした。
idetikuこの白い革は、蓄光レザー 明るい場所で光を吸収し、暗い場所で発光する革です。
そして、ご覧ください!後ろにある偏光レザーが、この角度ではブラックに見えていますよね。まるで手品みたいでした。

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「フリーペインティング」というアート作品のような革も登場しました。色とイメージを伝えると、職人さんが手描きでプリントしてくださるそうですよ。

こちらでは、革素材をベースにさまざまなアイデアを形にされていて、自由な発想の楽しい商品をたくさん見せていただきました。

㈱イデアル
http://www.ideal2008.co.jp

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 テープ、ミシン糸、生地の製造販売をされている会社です。

㈱葛西

 

kasaitepe糸の会社としてスタートされた葛西さんは、クオリティの高いテープをたくさん開発されています。
kasairyukku中にスポンジが入れられるよう輪になった形状の、リュックショルダー用のテープもあります。接ぎ目がないのでスマートに作れますよね。
kasaitekusampleテープを織る技術をベースに、旧式の織機でゆっくり織った、軽くて丈夫なオリジナル生地も作られています。このボリューム感と独特の光沢感は他のどこにもない表情を持っており、厚みのある三重織りのタイプはバッグや小物に、二重織りのタイプはアパレルにも使用できる生地になっています。

㈱葛西
http://www.kasai-tex.jp/

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レザー製品のケアー、染め直し、修理などを行っている会社です。

ユニタス ファーイースト㈱

 

unicolorおすすめの商品は、コバの仕上げ剤「エッジペイント」 曲げてもひび割れしにくく、耐久性に富み、人気の商品です。色はビニモの糸に合わせていて、混色も可能との事。

unidaiaブース正面でデモンストレーションされていた「シャーロックカラーシステム」カラーのリペアセット。カラーリーダーと染料と顔料がトランクに入って、なかなかお洒落です。

unidaia2この、黒いダイヤモンド型のリーダーが革の色を読み取り、そのデータをスマホアプリへ送ると、瞬時に染料の調合が表示され、指示通り染料を混ぜると、即時にぴったりの色が作れるという優れものでした。

ユニタス ファーイースト㈱
http://uniters.co.jp/

全国の革と皮革関連資材が一堂に集まる東京レザーフェア。今回、各社の個性とオリジナリティをより強く感じられる内容となっており、見ごたえのある展示会となっていました。
次回の2017-18 A/Wの開催は12月6-7日です。入場無料で、受付で名刺を2枚提示すればどなたでも入場出来ますので、ご興味のある方はぜひ足を運んでみてください。

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